CBDとは、大麻に含まれるカンナビノイドのひとつ、カンナビジオールという成分の略称です。大麻草由来のCBD成分であるカンナビジオールは、リラックス効果や誘眠効果が期待できるといわれているだけでなく、さまざまな疾患にも有用だとされています。
主に大麻の茎と種子から抽出され、THCを主成分とするマリファナとは異なり、人体にも安全な合法大麻です。花や葉、根から抽出したCBDは違法で、THCを含む製品は輸入禁止になっています。
2017年、世界保健機構(WHO)はCBDの安全性について初めて公表しました。CBDは依存性がなく、健康被害を与える副作用はないと見解をまとめました。しかし、この報告書を公表した時点では、てんかん以外の病気への適応については可能性はあるがエビデンスが少ないとことを指摘しています。
CBDに関する科学的研究が世界各国で行われ、CBDが治療効果を持つ複数の疾患や症状が高い科学的確実性を持っていることが明らかになってきています。
合法大麻CBDは違法性のあるTHCとは異なり、向精神作用を持たない安全な成分で、ニコチンやアルコールのような依存性に関する報告はされていません。反対に喫煙や飲酒、薬物中毒の習慣性を断ち切るために、CBDを取り入れる動きが進んでいるようです。